キャリアプランと看護師の原点

患者さんとの思い出と看護師のお仕事

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このサイトについて長年看護師として勤めた経験と思い出を離職した機会に徒然に書いてみました。
これから看護師を目指す人の参考になればいいなと思っています。

看護師のキャリア入門

今の若い看護師は「キャリア」という言葉をよく使うようです。「自分はこのようにして看護師のキャリアを積み上げたい」とか「私のキャリアプランは最初の5年はこの病院で、次は総合病院に転職して・・・」などと使うようです。
看護師として仕事をしながら自分の人生の目標を達成していくのが、看護師のキャリアプランということなのでしょう。
私にとっては看護師としてのすべての経験がキャリアでしたから、キャリア=経験となるのですが、その原点は人の役に立ちたい、病気で困っている人の手助けをしたいということで、それを実現するために看護学校に入って、一生懸命勉強をして、看護師の資格を取ったのです。
看護師になってからは、患者さんのためになることは何かということを考えて仕事をしてきました。その過程で新しい医学の知識を勉強したり、外部で行われる看護師のセミナーや講演会に参加したりもしました。それらの積み重ねが今の私の支えになっています。
看護師のキャリア入門

看護師の動機の原点を探す

これから看護師になろうと考えている人は、まず自分の看護師になりたいという動機の原点を探ってみてください。それは人助けをしたいとか誰かの命を救いたいとかいうことかもしれませんし、白衣の姿のあこがれてということかもしれません。その動機を自覚した上で、看護師になった自分をイメージしてみてください。それから看護師となってからどの方向を目指すの考えてみてください。
これは明確にイメージできるものではありませんが、ぼんやりとでも道筋が見えれば、それがキャリアの道筋です。人生の目標があるのであれば、道筋は目標に向かっていくはずです。もし、人生の目標も模索中ならば、そのぼんやりとした道筋をたどっていくことで見つけることができるかもしれません。
とにかくキャリアの第一歩は原点を探り、そこから目標をイメージすることです。

看護師の基礎知識を身につける

それと並行して、看護師になるための勉強をしていきます。看護師の勉強はそれまでの学校の勉強と違い、見慣れないものばかりです。人体の構造や疾病の成り立ちや看護学など、内容も難しいですが、人の命にかかわることなので真剣に覚えなければいけません。また、看護の現場での実習もあります。これは想像を遥かに超える現実です。これらのことが大変に思え、看護師を目指すのをあきらめる人も出てきます。しかし、ここで簡単にへこたれてはいけません。自分が看護師を目指す原点と目標を思い出してください。これらの勉強がキャリアのスタートに立つための準備なのです。若いうちに一生懸命やったことは必ず身につきます。私自身も看護師になってから勉強したことより、看護学校時代の知識のほうを鮮明に記憶しているのですから。

目標を明確にする

看護学校で授業や実習を受けていくうちに、自分の目標が明確になったり、当初考えていたものと変わってくるかもしれません。そうした場合は、それを記録するようにしましょう。イメージが徐々に形になってきたら、次にやることは明文化です。目標が明文化されれば、そこにたどり着くためのぼんやりした道筋も徐々に明確化してきます。それも明文化して記録していきます。自分のキャリアの方向性がはっきりしてきます。
でも、明文化したからといって、これで固定されるわけではありません。勉強や経験を重ねる都度、書き換えは可能です。こうして看護師へのキャリアの第一歩が始まるのです。

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今でこそ、手術や化学療法などで完治するようになりましたが、以前は不治の病として、医師は家族には伝えるけれども本人には告知しないという時代もありました。私が初めて担当したがん患者さんのことは今でもよく覚えています。病名は知らされていなくても察するものがあるのでしょう。気分が沈みがちの患者さんを、そこから引き上げて、明るく元気に治療に向かわせるのも看護師のお仕事です。がん治療の患者さんとの思い出の続きはコチラ

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看護師は転職する人が多い仕事です。看護師の転職が多い理由はいろいろ考えられますが、一般に言われているのは、「看護師は勤務時間も不規則で長時間勤務となることもあり、きつい仕事」「性格のきつい人も多く人間関係が大変」「職場を変えたいと思ったときに、看護師は不足しているので資格があればすぐに就職ができる」といった流れです。
しかし、最近は転職せずに、辞めたままの若い看護師が少なくないと聞きます。せっかく取った看護師の資格ですから、別な職場で生かしてほしいと思います。看護師の転職の続きはコチラ