身につけておきたい看護師のストレス対処法

看護師のストレス事情

命を預かる責任や緊急対応時の緊張、夜勤による生活リズムの乱れなど、看護師はストレスを抱えやすい職業です。長く働き続けるには息抜きやストレス解消が不可欠だと感じています。私も最初は強いストレスに苦労しましたが、自分を労りながら仕事ができるようになると楽になりました。
これまでに職場の人たちから教えてもらったストレス発散方法や、実際にやってみて効果のあったストレスとの向き合い方をご紹介していきたいと思います。少しでも皆さんの参考になればうれしいです。

おすすめのストレス解消法

疲れているとき、何より大切なのは休息です。疲労回復のために睡眠を取りましょう。ほかにも、音楽を聞いたり、美味しいスイーツを食べる、お笑い鑑賞をして笑うことは、取り入れやすいかもしれません。また、友人や家族、同僚に話を聞いてもらうことで気持ちが楽になることもありましたし、先輩への相談も有効だと思います。
体力に余裕があるときは、退勤後に外食、マッサージ、カラオケなどに行き、休日は外出や趣味で気分転換している同僚や先輩もいましたね。
ストレス解消方法は、人それぞれ違うようでしたので、自分に合う気持ちの切替方法を見つけてほしいなと思います。

手軽なリフレッシュ方法

とはいえ、なかなか十分な休みがとれない看護師さんも多いでしょう。そのような方は、仕事の合間にできるリラクセーション法を取り入れてみてはいかがでしょうか。伸びをしてストレッチする、10秒間かけて深呼吸する、筋弛緩法を行う方法は、かんたんに心と体をほぐせますよ。ふとしたスキマ時間に行うだけでも、1日の疲れが違いました。
帰宅後には、お気に入りの入浴剤を入れたお風呂でリラックスするのもおすすめです。私は、体がぽかぽかするくらいまで湯船に入り柑橘系の香りを楽しむのが日々の癒やしでした。最近はアロマミストや良い匂いのするハンドクリームもありますので手軽に活用できるかもしれませんね。
忘れがちですが退勤したら、仕事のことを考えないようにするなどの切り替えを意識することもかんたんで効果的だと思います。切り替えのコツを掴むまでがなかなか難しいんですけれどね。

ストレスマネジメントを身に着けよう

それからストレス自体と向き合うことも大事です。私は紙に書き出すことで、何がストレスになっているか再確認できました。心や体に目を向け、問題を客観視できるようになると、感情に振り回されることが少なくなってきたように思います。物事を前向きに捉えることができ、若手の頃よりストレス耐性が強くなったと実感しています。
特に真面目な看護師さんほど、休息を積極的に取り入れる習慣を身につけてほしいです。自分への反省も含めて、良い看護を提供するためにも、自分自身を大切にすることが重要だと思います。また、ストレスを感じる原因や耐性は人それぞれ違います。どうしても辛い場合などは転職も一つの方法です。これらの方法を上手く取り入れて気分転換を図り、明日への活力につなげてもらえたら幸いです。